20246月26

~フォルクスワーゲン、自動車メーカーとして初めてCerence Chat Proを導入、
クラウドを通じて新モデルおよび既存モデルをアップデート~

自動車業界向けにAI技術を提供するCerence Inc. (以下セレンス)は、フォルクスワーゲングループが、自動車に適したCerence独自のインテリジェントなChatGPTを統合した「Cerence Chat Pro」を自動車メーカーとして初めてクラウドアップデートを通じての欧州向けラインナップの全車種に導入したことを発表しました。セレンスとフォルクスワーゲンはCES2024で、フォルクスワーゲンの音声アシスタント「IDA」に新しい生成AIを活用したインタラクションの共同開発を発表しました。

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フォルクスワーゲンは、Cerence Chat Proを活用して欧州全域のドライバーが車載音声アシスタントと楽しく対話できるようにし、ChatGPTの大規模言語モデルを含む多数のソースをもとに、ほぼ全てのクエリに対して信頼性の高い適切な応答を提供します。

車内体験に特化して構築されたCerence Chat Proは、フォルクスワーゲンのIDA音声アシスタントに統合され、Cerenceのハイブリッドアプローチを活用して、車両のヘッドユニットに組み込まれた車両コマンドと制御機能の両方からシームレスな対話を実現します。また、クラウドベースのコンテンツやリアルタイムのWebベースの情報へもアクセスも可能です。

現在、Cerence Chat Proは、IDA音声アシスタントを搭載しているフォルクスワーゲングループのブランド、フォルクスワーゲン、クプラ、セアト、シュコダで、アメリカ英語、イギリス英語、ドイツ語、スペイン語、 チェコ語の5つの言語で利用可能です。これには、フォルクスワーゲンの新型電気自動車「ID.」シリーズ、改良型ゴルフ、新型ティグアン、新型パサートおよび既存モデルが含まれます。

フォルクスワーゲンブランド技術開発担当取締役 カイ・グリューニッツ(Kai Grünitz)氏は次のように述べています。「フォルクスワーゲンは、テクノロジーを民主化するという長い伝統のもと、自動車メーカーとして、多くの人々がこれらのテクノロジーを利用できるように取り組んでいます。ChatGPTを音声アシスタントのバックエンドにシームレスに統合することで、ドライバーがAIを日常的に使用できる機会を提供することは、当社のイノベーションを明確に示すものです」

セレンスのCEO、ステファン・オルトマン(Stefan Ortmanns)は対のように述べています。「フォルクスワーゲンとセレンスのチームは、Cerence Chat Pro搭載モデルの初導入というマイルストーンを達成しました。フォルクスワーゲングループと提携し、生成AIを活用した技術価値をドライバーに迅速に提供できることを誇りに思います。今後も新機能を拡張し、IDA音声アシスタントにこれまで以上の知識と能力、価値を提供し、より安全で楽しいドライブを可能にします」

Cerence Chat Proを搭載したフォルクスワーゲンのモデルは、新機能追加および改良含め、2024年後半から2025年初頭にかけて米国を含む世界市場で展開予定です。

セレンスの詳細については、当社の日本語ウェブサイト https://www.cerence.com/ja/homeをご覧ください。最新情報については公式LinkedIn およびXからもご覧いただけます。

【セレンスについて】
セレンス(Cerence Inc.)は、自動車を含むコネクテッドモビリティの世界へ独自のソリューションを提供し、感動的なユーザー体験を創出するグローバル・リーダーです。世界をリードする自動車メーカーとモビリティOEMのイノベーションパートナーと提携し、自動車/二輪車や消費者のデジタルライフにいたるまで、直感的なAIベースのインタラクションを実現し、コネクテッドワールドの発展に寄与します。20年にわたる知見と4億7,500万台以上もの自動車への採用実績を有する当社は、コネクテッドカー、自動運転、EV、二輪車のロードマップに明確なビジョンを持っています。

詳細については、当社の日本語ウェブサイト https://www.cerence.com/ja/homeをご覧ください。

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