201910月3

~自動車向けソフトウェアに特化した新会社として、モビリティAIの未来を切り開く
 

Cerence Inc.(セレンス・インク、以下セレンス)は、ニュアンス・コミュニケーションズ(以下ニュアンス)より正式に独立し、次世代の自動車向けソフトウェアを提供する新会社とし101日に稼動を開始しました。セレンスは、自動車のユーザーがより満足できる、安全で、情報に満ちた、車内での楽しい時間を提供する没入型エクスペリエンスを構築するというミッションを追求します。

音声、タッチ、ジェスチャー、感情、および視線に関する革新的な技術を統合することで、セレンスはドライバーと自動車およびそれらを取り巻くデジタル世界とのより深いつながりを創出します。セレンスの技術は、ニュアンスが有するオートモーティブ部門としての20年の歴史をもとに、現在、世界中でおよそ3億台の自動車に搭載され、70以上の言語をサポートしています。アウディ、BMW、ダイムラー、フォード、吉利汽車、GM、上海汽車、トヨタなど、世界中のほぼすべての主要自動車メーカーにその技術が採用されています。 主な特長は次のとおりです。

  1. 市場をリードする技術 セレンスは、競合他社を上回るベンチマークと自動車市場に特化した技術、および業界をリードする独自のハイブリッド・アプローチにより、AIを活用したモビリティ・アシスタント・ソリューションを構築しています。自動車向けとして最多の言語サポートし、さまざまなバーチャル・アシスタントを仲介する、オープンで中立的なプラットフォームを提供します。
  2. 顧客との深いリレーションシップ セレンスは世界の主要自動車メーカーと提携し、ブランド価値を高める、インテリジェントな車内エクスペリエンスをカスタムビルドします。これにより、自動車メーカーに競合他社とは一線を画す、ドライバーとの深いつながりを提供します。
  3. 成長と強力な財務基盤の複線化 自動車のCASE(コネクテッド化、自動化、共有化、電動化)が進むにつれて、セレンスは、AIを活用した自動車とモビリティ・アシスタント・ソリューションの中核部分と周辺領域において、独立企業として自己資本を管理しながら経済的な成長を実現する大きな市場機会を得ることになります。

セレンスのCEO、サンジェイ・ダワン(Sanjay Dhawan)は次のように述べています。「自動車業界が大変早い速度で変化し続けているため、次世代のモビリティ、コネクティビティおよび自動化の領域には絶好のビジネス機会があります。自動車市場に焦点を当てることにより、この分野で新たな次元の技術革新を効果的に達成することができます。特定の分野に全力で集中するという新たなビジョンにより、弊社は消費者の期待やニーズに応えることができるだけでなく、没入型ドライバーエクスペリエンスを再定義するために業界全体に挑戦することができます」

2019年に出荷された自動車の半数以上が、セレンスの技術を採用しています。同社のポジションと実績は、独立した上場自動車ソフトウェア会社として、引き続き製品が利用されるという明確な利点を生み出します。セレンスは、サードパーティのバーチャル・アシスタント、および自動車メーカーブランドのインターフェイスと、オープンで中立的なプラットフォームを組み合わせたソリューションを提供することにより、成長率の高い自動車技術市場でのプレゼンスをさらに拡大します。現在、自動車市場に深く焦点を当てた、セレンスのグローバル・クラスのチームは、未来の自動車エコシステムの中核となっていくと確信しています。

セレンスの詳細については、www.cerence.com 、またはLinkedInの企業ページTwitterをご覧ください。

セレンスについて

セレンス(Cerence Inc.)は、自動車業界向けに独自のソリューションを提供し、ユーザーの心を動かすような体験を創出するグローバル・リーダーです。 当社の専門知識は、洗練されたAI、自然言語理解、声紋認証、ジェスチャーと視線検知、拡張現実(AR)を網羅します。世界の大手自動車メーカーとイノベーション・パートナーとして提携し、自動車がドライバーを認知し、反応し、そして学習する方法の変革を支援しています。その実績は、20年にわたる自動車業界への知見と約3億台もの自動車への採用によって裏付けられています。コネクテッドカー、自動運転、電気自動車の将来において、セレンスは明確なビジョンを持っています。 詳細については、www.cerence.com をご覧ください。

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