20201月23

~WebOSCerence ARKのソリューション開発におけるパートナーシップを発表~

自動車業界に向けてAI技術を提供するCerence Inc.(以下セレンス)は、LG Electronics, Inc.(以下LG)とパートナーシップを締結し、LGwebOSで稼働する車載インフォテインメント(IVI)システムと、Cerenceのターンキー型車載音声アシスタントのCerence ARKAI Reference Kit)を統合した新しいソフトウェアソリューションの開発を共同で行うこととなりました。

両社は同ソリューションを通じ、ドライバーと同乗者が音声コマンドを利用して、クルマの機能、ナビゲーション、マルチメディア・コンテンツをより自在にコントロールでき、さらに便利な車内体験の創出と進化を目指しています。本パートナーシップは、Cerence ARKwebOS Autoの統合に必要とされる、より効率的なリソース管理を提供し、OEMおよびティア1のメーカー向けに、プリパッケージ化されたフルスタックIVIソフトウェアシステムを提供することを目的としています。これにより新サービスの市場投入までの時間を短縮し、コネクテッドカーにおける没入型音声体験と豊富なコンテンツ・エコシステムの実現、そして、車内のユーザーエクスペリエンスを向上させます。

LGwebOS Autoは、OEMおよびティア1メーカーの次世代の車載体験サービス開発に生産性と柔軟性をもたらす、コネクテッドカー用に設計されたLinuxベースのIVIプラットフォームです。Cerence ARKは、自動車メーカーが完全にローカライズされた車載音声アシスタントを迅速に開発、展開、管理できるターンキー製品です。

LGの最高技術責任者(CTO)、朴日平(パク・イルピョン)博士は次のように述べています。「私たちは、セレンスとともに、自動車およびコンポーネントメーカーによるコネクテッドカーの到来を加速するターンキー音声ソリューションを開発することを楽しみにしています。今後もメーカーとサプライヤーの両方のお客様にAIを活用した幅広い体験を提供することにより、webOS Autoを進化させていきます」

セレンスの最高経営責任者(CEO)、サンジェイ・ダワン(Sanjay Dhawan)は次のように述べています。「セレンスは、webOS AutoCerence ARKの技術を結集したソリューションの開発に、LGエレクトロニクスと提携できることを光栄に思います。この新しい製品により、自動車メーカーおよびティア1サプライヤーは急速に革新し、市場投入までの時間を短縮し、他に類を見ない最先端の車内体験を提供します」

セレンスについて

2019101日付でニュアンス・コミュニケーションズより独立したセレンス(Cerence Inc.)は、自動車業界向けに独自のソリューションを提供し、ユーザーの心を動かすような体験を創出するグローバル・リーダーです。高度なAI技術、自然言語理解、声紋認証、ジェスチャーおよび視線検知技術とAR(拡張現実)を専門とする当社は、世界の大手自動車メーカーと提携し、自動車がドライバーを認知し、反応し、そして学習する方法の変革を支援しています。その実績は、20年にわたる自動車業界への知見と、約32,500万台もの自動車への採用によって裏付けられています。コネクテッドカー、

自動運転、電気自動車の将来において、セレンスは明確なビジョンを持っています。 詳細については、www.cerence.com をご覧ください。

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