20201月15

~人とクルマの自然なインタラクションを可能にする新しいイノベーションを紹介~

自動車業界に向けてAI技術を提供するCerence Inc.(以下セレンス)は、音声認識、視線検知、タッチおよびジェスチャーを活用した、ボタン操作を必要としないインタラクションなど、新しいイノベーションを発表しました。これらはCerence Driveプラットフォームを拡充し、人間同士の会話のような自然な車内エクスペリエンスを実現します。

セレンスはCES 2020において、音声認識と顔の向きを識別するヘッドトラッキングの組み合わせによりスイッチを操作せずに窓やドアを開閉する技術や、ドライバーの視線と音声認識により、車外のPOIPoint of Interest)を指定して情報提供する車載アシスタントなどを紹介しました。これらのマルチモーダル・イノベーションに加え、CES 2020のデモ展示では、自然言語生成技術によってドライバーのルート選択を支援する、インテリジェントな交通案内機能や、「Cerence Emergency Vehicle Detection (EVD)」、クルマを所有するすべての期間を通じてドライバーをサポートする新ソリューション・スイート「Car Life」も紹介しました。

さらに、フロントガラスをユーザーインターフェースとしたジェスチャーベースのインタラクション機能が新たにCerence Driveに追加されました。ドライバーはジェスチャーによって、ターンバイターン・ナビゲーション、音楽、天気などのフロントガラス上に投影されるウィジェットの移動、選択および操作が可能になります。例えば、ドライバーは視線検知とグラブ・アンド・ドロップのジェスチャーによりナビゲーション・ウィジェットを同乗者の前に移動して、副操縦士のような役割を依頼することができます。あるいは、タッピングのジェスチャーで音楽を一時停止・再生させたり、次の曲にスキップしたりすることができます。

セレンスのCEOであるサンジェイ・ダワン(Sanjay Dhawan)は、次のように述べています。「最高の車内エクスペリエンスとは、クルマと人とのインタラクションを人間同士の会話にできるだけ近づけたものです。それは音声、視線の動き、ジェスチャーを中心にしたインタラクションに対応した、マルチモーダルな対話型エクスペリエンスになると考えています。CESでは特にジェスチャーベースのインタラクションをご紹介しました。セレンスは、現在および将来的にレベル3以降の自動運転車において車内エクスペリエンスの中核となる、安全で生産的な、充実した車内環境を創出していきます」

CES 2020では多くの方々へお立ち寄りいただき、Cerence Driveの最新のイノベーションと e.GO MOOVE GmbH およびSaint-Gobain Sekuritとの協業による業界初の音声とマルチモーダル・インタラクションを採用した自動走行電気自動車をご覧いただきました。

セレンスの詳細については、www.cerence.com をご覧いただくか、弊社のLinkedIn およびTwitterアカウントをフォローください。

セレンスについて

セレンス(Cerence Inc.)は、自動車業界向けに独自のソリューションを提供し、ユーザーの心を動かすような体験を創出するグローバル・リーダーです。 当社は世界の大手自動車メーカーと提携し、自動車がドライバーを認知し、反応し、そして学習する方法の変革を支援しています。その実績は、20年にわたる自動車業界への知見と、約32,500万台もの自動車への採用によって裏付けられています。コネクテッドカー、自動運転、電気自動車の将来において、セレンスは明確なビジョンを持っています。 詳細については、www.cerence.com をご覧ください。

移動体験の未来についてもっと知る