セレンス、車外から最新の音声技術が利用できる 「Cerence Exterior Vehicle Communication」を発表

~自動運転車のユーザーエクスペリエンスに非常に重要な音声操作を実現~

自動車業界向けにAI技術を提供するCerence Inc.（以下セレンス）は、AIと音声を活用し、ドライバーが車外から 自分の車とやりとりができるイノベーションスイート製品「Cerence Exterior Vehicle Communication」（セレンス エクステリア ビークル コミュニケーション）を発表しました。本製品は、将来の自動運転車のカーシェアにおいて重要な機能を提供します。

音声操作イメージ：車から荷物を出し入れした後に「ヘイ、セレンス、トランクを閉めて」で、トランク操作を指示

Cerence Exterior Vehicle Communicationは、業界をリードするセレンスの音声認識、自然言語理解(NLU)、音声合成（TTS）、音声信号の強化、音声バイオメトリクス等の技術および、現在自動車への搭載が増加している 外部マイクを駆使することで下記のようなシチュエーションにおいて、車外からの様々な音声操作を可能にします。

• 夜間に車のドアハンドルが見えない場合「ヘイ、セレンス、ライトをつけて」で、点灯操作
• 車から荷物を出し入れした後に「ヘイ、セレンス、トランクを閉めて」で、トランク操作を指示
• 車から離れる際に荷物で手がふさがった状態で「ヘイ、セレンス、駐車して」と、自動運転で駐車を指示
• 車外スピーカー装備の場合、料金所やドライブスルーなどで窓を閉じたまま車外と会話が可能で、安全で快適な
  車内空間の確保が可能

Cerence Exterior Vehicle Communicationの革新的な生体認証（バイオメトリクス）技術により、承認された人だけに特定機能の使用を限定することで、安全性とセキュリティを確保します。例えば、車外の人がシステムを起動すると、車はまずユーザーのキーまたは電話が車の近くにあるかを確認します。車のロックを解除したり駐車などの自動運転タスクを実行指示したりするなどのセキュリティに関する操作においては、セレンスの生体認識機能「Cerence Voice Biometrics」が有する話者の身元確認技術によって、保護とセキュリティのレベルアップを図ります。

セレンスのコア製品担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのクリストフ・クーヴァー（Christophe Couvreur）は次のように述べています。「セレンスは音声認識の黎明期から今日まで、車内体験を変革する様々な音声技術で業界をリードしてきました。Cerence Exterior Vehicle Communicationは、今後のカーライフに最適なエクスペリエンスを提供します。自動運転のレベルが発展し、運転の定義そのものが変化する中、今こそ当社の専門知識を駆使し、将来に向けて人と車が対話する全く新しい方法を創造できる好機と信じています」

Cerence Exterior Vehicle Communicationは、将来的に自動化と共有化がさらに進展する自動車において重要な役割を担います。例えばシェアリングされた自動運転車が多く走行する繁華街の中心部において、ドライバーが不在の無人運転時、ユーザーは車の走行予定ルートや予想される遅延時間などの重要な情報をCerence Exterior Vehicle Communicationに訊ねることができます。乗車する前段階から直接車と対話できる機能は、自動運転車の信頼を高め、ユーザーの新しいモビリティ エコシステムの受容と普及を後押しします。カーシェアの場合、前述のCerence Voice Biometricsにより、ドライバーの身元を確認・認識してユーザーごとにラジオ局やナビゲーションのお気に入り、シート位置などを設定し、毎回の設定を要さずにパーソナライズされたエクスペリエンスを実現します。

Cerence Exterior Vehicle Communicationの詳細は、www.cerence.com/cerence-products/beyond-voice をご覧ください。

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