20236月19

~Cerence JustTalk技術によって車載アシスタントとの簡単で合理的な対話が実現し、
ドライビングエクスペリエンスを向上~

自動車業界向けにAI技術を提供するCerence Inc.(以下セレンス)は、プッシュトゥトークボタンやウェイクアップワードが不要な車載アシスタント向けのCerence JustTalk (セレンスジャストトーク)AI機能が、新型メルセデス・ベンツEクラスの直感的なマルチメディアシステム、MBUXに採用されたことを発表しました。

JustTalk


プッシュトゥトークボタンとウェイクアップワードは、車内や自宅でユーザーがバーチャルアシスタントと会話を始める際の標準的な方法として長く使用されてきました。Cerence JustTalkは、ドライバーが話していることをアシスタントが検出し、また、話していないときは静かに待機するAI技術を活用し、車載アシスタントとの新しい対話を提供します。Cerence JustTalkを使用することで、ドライバーは、ボタンを押すアクションや、「ねぇ」と呼びかける必要もなく、アシスタントへの質問やコマンドを簡単に始められます。システムは発話された言葉、ドライバーの話し方、会話の文脈に基づいて、応答のタイミングと必要性を認識します。さらに、追加のセンサーデータとコンテキスト情報を利用することで、同乗者の発話によるアシスタントの起動の回避も可能です。

メルセデス・ベンツAGのシニアマネージャーボイスアシスタントのアンドレアス・ビール(Andreas Biehl)氏は次のように述べています。「MB.OS(Mercedes-Benz Operating System)およびMBUX音声アシスタントのアーキテクトである当社は、Cerence JustTalkのように会話の文脈やトーンを判断する対話モダリティ機能を備えた革新的なテクノロジーを活用することで、最初のインタラクションモダリティとして使用する音声のレベルを高めることができます」
セレンスは、音声アシスタントのアクティベーション機能に関して多数の特許を取得し、これらのイノベーションを独自に提供します。また、セレンスは、会話型 AI の中核技術と自動車およびモビリティのユーザーインターフェイスにおける 20 年以上の経験を基に、他の音声システムには類を見ないイノベーションで、車載アシスタントを起動するインテリジェントで自然な方法を開発・提供します。

セレンスの最高製品責任者(CPO)、ニールス・シャンツ(Nils Schanz)は、次のように述べています。「JustTalk機能は、車載アシスタントインタラクションのゲームチェンジャーです。必要な時にいつでもドライバーをサポートできる没入型のコンパニオンの開発は、当社の取り組みの一環です。大手自動車メーカーとのパートナーシップの継続を誇りに思います」

Cerence JustTalkは、世界中で30以上の言語で利用できます。
詳細はhttps://www.cerence.com/cerence-products/core-technologies をご覧ください。

セレンスの詳細については、www.cerence.com をご覧ください。当社の最新情報については公式LinkedIn およびTwitterからもご覧いただけます。

【セレンスについて】
セレンス(Cerence Inc.)は、自動車を含むコネクテッドモビリティの世界へ独自のソリューションを提供し、感動的なユーザー体験を創出するグローバル・リーダーです。世界をリードする自動車メーカーとモビリティOEMのイノベーションパートナーと提携し、自動車/二輪車さらにはエレベーターや消費者のデジタルライフにいたるまで、直感的でパワフルなインタラクションを実現し、コネクテッドワールドの発展に寄与します。20年にわたる知見と4億7,500万台以上もの自動車への採用実績を有する当社は、コネクテッドカー、自動運転、EV、スマートビルディングのロードマップに明確なビジョンを持っています。詳細については、http://www.cerence.comをご覧ください。

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