自動車業界向けにAI技術を提供するCerence Inc.(以下セレンス)は、取締役会が副社長兼コアプロダクツ事業のリーダーであったステファン・オルトマン博士(Dr. Stefan Ortmanns)をCEO(最高経営責任者)兼取締役に任命したと発表しました。音声および自動車技術に通じたエグゼクティブであるオルトマンは、退任したサンジャイ・ダワンを引き継ぎ、取締役会に加わります。
オルトマンは、テクノロジーアーキテクトとしてセレンス(前身のニュアンス・コミュニケーションズ オートモーティブ部門を含む)で20年のキャリアの中で、戦略、技術ロードマップ、お客様へのコミットメント、およびグローバルチームをリードし、今日のセレンスの収益に多大に貢献してきました。 今後、オルトマンはCEOとして、セレンスの事業を強化することを優先し、製品の革新、実行のスピード、お客様の成功、および持続可能な成長に専念する、協調的で活力のあるワークチームを育成します。
セレンスの取締役会会長であるアルン・サリン(Arun Sarin)は、次のように述べています。 「アーキテクトとして深い顧客インサイトを備えたオルトマンはセレンスを前進させるのにふさわしい人物であることを取締役会に証明しました。彼は、今日のセレンスの収益の80%以上に貢献しており、グローバルなセレンスチームとその取締役会の運営に大いなる自信を持っています」
オルトマンは次のように述べています。「セレンスの継続的な成功をけん引する機会に感謝しています。セレンスのリーダーシップチームおよび従業員と協力することを楽しみにしています。20年以上にわたって、セレンスは自動車とモビリティにおける会話型AIの革新と成長をリードしてきました。私たちは一緒に会社の新たな高みを目指します」
アルム・サリンは、次のように述べています。「取締役会を代表して、サンジャイ・ダワンのリーダーシップと貢献に感謝します。彼の今後の成功を祈っています」
ダワンは次のように述べています。「過去2年間、セレンスを率いたことは光栄でした。セレンスの成功の歴史を築いたオルトマンが、セレンスを率いるのにふさわしい人物であるという取締役会の決定に同意します」
セレンスは、2022年度第1四半期の業績が、2021年11月22日の投資家向け電話会議で発表したガイダンスの範囲内になると予想しています。
ステファン・オルトマンについて
ステファン・オルトマンは、セレンスのコア製品ビジネスをエグゼクティブバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーとして率い、セレンスの研究開発業務、製品管理、戦略的パートナーシップ管理を担当しました。オルトマンは、セレンスで20年以上のキャリアを誇り、前身のニュアンス・コミュニケーションズおよびフィリップススピーチプロセッシング社の歩みの中で、100万ドルから4億ドル近くまでビジネスを成長させ、事業の礎を築きました。オルトマンは、音声認識、自然言語理解、テキスト読み上げ技術など、同社のコア製品ラインのアーキテクトであることが広く知られています。
オルトマンは、フィリップスの買収後、2003年にニュアンスに入社しました。そこでは、世界の主要な自動車メーカーのほぼすべてが現在使用しているデジタルカーおよび自動車関連サービスのハイブリッドで会話型のAIを活用したソリューションを担当していました。これらの役職に就く前は、ベル研究所、ルーセントテクノロジーズ、アーヘン工科大学で役職を歴任しました。 オルトマンは、機械工学、コンピューターサイエンス、および博士号の学位を取得、 RWTHアーヘン大学でコンピューターサイエンスを専攻しています。
【セレンスについて】
セレンス(Cerence Inc.)は、自動車を含むコネクテッドモビリティの世界へ独自のソリューションを提供し、感動的なユーザー体験を創出するグローバル・リーダーです。世界をリードする自動車メーカーとモビリティOEMのイノベーションパートナーと提携し、自動車/二輪車さらにはエレベーターや消費者のデジタルライフにいたるまで、直感的でパワフルなインタラクションを実現し、コネクテッドワールドの発展に寄与します。20年にわたる知見と4億台以上もの自動車への採用実績を有する当社は、コネクテッドカー、自動運転、EV、スマートビルディングのロードマップに明確なビジョンを持っています。 詳細については、www.cerence.comをご覧ください。